最近のアニメもいろいろ見てます。
ちゃんと今の作品もチェックしてるんですが……
でも、やっぱり心に残ってるのは、昔のアニメだったりします。
設定とか雰囲気とか、今とは違う“何か”がある気がするんですよね。
映像のクオリティやテンポは今の方が断然いいんだけど、
昔のアニメには妙なパワーがある気がします。
ということで、今回は昔のアニメ作品から、個人的に「ここ気になってた!」ってポイントをつらつら語ってみます。
記憶だけで書いてるので、細かい部分は間違ってたらすみません。
当時の印象で“美化”されてるかもしれないことも含めて、ゆるっとご覧ください。
🚀 宇宙戦艦ヤマト – 大和の中から宇宙戦艦⁉
1974年に放送された「宇宙戦艦ヤマト」。
それまでのヒーローアニメとは一線を画した作品で、衝撃でした。
メカデザインも秀逸で、スタジオぬえの存在を知ったのもこの作品から。ほんとすごいです。
シリーズとしては…
- 1974年放送開始:宇宙戦艦ヤマト(パート1)
- 1978年劇場公開:さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
- 2012年劇場先行公開:宇宙戦艦ヤマト2199(パート1のリメイク)
があります。他にも、「宇宙戦艦ヤマト」とついたタイトルの作品がありますが、あとは2次創作パロディっぽい作品ではないかと。
▶ ヤマト発進シーン
ヤマトの発進、やばいくらい印象的でしたよね。
沈んだ戦艦大和が崩れると、その中から、宇宙戦艦ヤマトが姿を現す――
でもさ、「え?本当に中に作ったの?」って思いませんでした?
どこにそんなスペースが!? って話で(笑)
そこで思いました。
たぶん、あれは大和の中じゃなくて、その下、地下でヤマトを建造してたんじゃないかって。
そのあとに続く、ガミラスの空母や超大型ミサイルとの迎撃シーンも、何度も見返したくなる。
確か、絵コンテは松本零士さん!
さすがです。
▶ 波動砲とエネルギー充填120%
ヤマト最大の武器「波動砲」。
発射前に必ずやるルーティーン。
「機関停止、エネルギー充填!」
で、なぜかエネルギー充填120%!
おいおい、120%ってなんだよと(笑)
とにかくスゴイ事が起きそうな雰囲気。
しかし、あれ、波動砲を撃つためにエネルギー充填してるんじゃないらしいんですね。
真田さんが言うには、
波動エンジンのエネルギーを一気に放出して撃つ
↓
波動エンジンのエネルギーがゼロになり、エンジンが停止する
↓
波動エンジンを再起動しないといけない
この、波動エンジンの再起動には莫大なエネルギーが必要で、エネルギーを貯めないといけない。
だから、撃つ前にエンスト対策として充填してるってわけ。
たぶん120%の「20%」は再起動用の“余力”なんだろう。
納得納得。
ちゃんと考えられてるんだ。古代君、ちゃんと覚えてますか?
🌌 トップをねらえ! – 赤方偏移を描いたアニメ⁉
1988年OVAとして登場した**「トップをねらえ!」**
さすがガイナックス作品、SF考証や設定の深さにうなるアニメです。
ストーリーだけじゃなくて、相対性理論のウラシマ効果をちゃんと描いている。
そして、この世界ではエーテル理論が実在しているという攻めた設定です。
今なら「そんな理論もう否定されてるよ〜」とかツッコまれそうだけど、
当時の「それっぽさ」がむしろ魅力でした。
▶ 赤方偏移が映像で表現された!?
特に驚いたのが、第3話あたりのシーン。
地球側の戦艦「エクセリヲン」と敵がすれ違うとき。
なんと、
- 接近時:青く光る敵
- 遠ざかる時:赤く光る敵
って描写があるんです。
これはまさにドップラー効果による赤方偏移!
つまり、相対速度で近づくと青っぽく、遠ざかると赤っぽく見えるというやつですね。
まったく説明もないシーンなんだけど、アニメでこういう科学現象を自然に入れてくるの、最高。
🪐 伝説巨神イデオン – 光速ミサイルとテレパシー通信⁉
1980年、富野由悠季監督による日本サンライズ作品。
まさに「伝説」ってタイトルに偽りなしです。
宇宙に進出した人類と、異星人「バッフ・クラン」との遭遇から始まる物語。
でも、単なる戦争じゃなく、“イデ”という謎の存在をめぐる話になっていきます。
そしてラストは…。
▶ 通信は“テレパシー”
宇宙の果てまで通信が届くわけないよね?って話を、
イデオンではなんとテレパシー通信機で解決してました。
「テレパシーは瞬時に伝わる」って設定なんです。
今なら量子もつれ通信とかに置き換わりそうなところですが、当時はこれでもうワクワクでした。
▶ 準光速ミサイル
もうひとつすごいと思ったのが「準光速ミサイル」。
これは、光に近い速度で発射されるミサイルで、
超光速で航行する亜空間飛行から通常空間に抜けた時の、艦の速度が光速に近い時に発射する。
速度が超速いから質量が増大して、とんでもない破壊力になるというロジック。
作品中では、イデオンを惑星で押しつぶすために惑星を動かす手段で使われたりしてました。
発想がすごいし、そんな攻撃手段を出すアニメ、今でもなかなか見ないです。
✍ まとめ:昔のアニメって、記憶の中でも輝いてる
ということで、今回は「昔のアニメの中で気になったところ」をゆるく語ってみました。
昔の作品って、演出や設定、科学的なネタの盛り込み方が独特で、今見ても新鮮に感じるところがあるんですよね。
また気になる作品があれば、記憶を掘り起こして語ってみようと思います。
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