さてさて
2025年6月4日。
三重県南伊勢町――伊勢志摩マリーナ。
今回は、ヤマハの「シースタイル」を利用して、初めての伊勢志摩マリーナから一人でボート釣行へ。
天候は穏やか、風もやさしく、条件としては上々。だが、その一日は予想外の展開も含んだ、忘れがたい体験となった。
◆ 富山湾か、伊勢志摩か――選択と出発
釣行前、候補は二つ。富山湾、もしくは伊勢志摩マリーナ。
遠征も考えたが、今回は「無理せず楽しむ」をテーマに、距離と準備のバランスで伊勢志摩を選択。
初回利用につき、安全講習が必要とのことで、予約時間の30分前には現地着を目指す。
ナビ通りに進むと、怪しい道へ入れと。

入ると、「え?この道で合ってる?」と思うほど細い道へ。

けれど案内看板もあり、やっぱり大丈夫そうだ。

マリーナ付近まで来ると、下っていく道へ。
不安を抱きつつも無事到着。

ここ、道が2つあって、ループ状の一方通行みたいだった。
奥側の道を入るようだ。
下っていくと、ゲートがあった!

事前に聞いたところ、ゲートが閉まっているので来たら連絡してとのこと。
電話したらゲートが開いて、中へ入れます。

到着しました。
◆ 到着から受付、そして相棒との対面
ここが伊勢志摩マリーナ。

割と新しい感じ。
クラブハウスの向こう側に駐車場があります。

そこで車を停め、降りると、目の前の桟橋に今回の相棒「YFR-24」が。

まずは、クラブハウスへ。

中に入り、受付します。

受付を済ませたら、荷物をボートへ運びます。
そして、車はシースタイル用の駐車場へ。

ちょっと離れてます。
ここが駐車場。

今回のボート「YFR-24」。
初めて乗るタイプのボートで、キャビンと屋外操船席を備えた本格仕様。頼れる雰囲気に期待が高まる。

特徴は、操縦がキャビン内と外の両方でできること。
キャビンの外にリモコンレバーとハンドル。

そして、中にも。

中はしっかりしたシートもあり、楽ちんそう。
◆ 出航前の安全講習と、航行ルートのポイント
スタッフによる安全講習では、実際に海に出て、湾内の注意点や岩・網・筏の位置などを詳しくレクチャー。

所要30分ほど。初めてのエリアでの出航には心強い内容だった。
◆ 魚探の異常と、不穏な滑り出し
安全講習を終えて出航。マリーナ内は徐行、岩の間を抜け、筏を避けながら湾外へ。

仕掛けは胴付き+ジグ、エサはモエビと虫エサ。

相変わらず、まっとうな釣り師が見たら、呆れられそうな邪道です。
さっそく開始しようとするが、ここで問題発生!
魚探がまともに映らない!

ノイズだらけで海底も表示されず、まさかの「勘頼み」の展開に。
◆ 釣り開始――そして、歓迎の“あの魚”
たかがメインカメラをやられただけだ!と思い開始。
第一投。何度か探ると早速アタリ!
これは幸先よさそうじゃん。
しかし、上がってきたのは…巨大なエソ。

いらないのでお帰りいただく。
気を取り直し、さらに探っていくと再びアタリ!
重さはあるが、もしかしたらまたエソか?
違った。上がってきたのは待望のハタ!

ようやくホッとする瞬間だった。
◆ だが、海の主役はベラだった
その後、GPSに「室ビラシ」と表示された場所など数カ所を転々とするが、釣れるのはベラばかり。

どうやらこのあたりはベラの楽園。エソも時折姿を見せるが、主役は譲らない様子。
◆ ジグの消耗、仕掛け切れ、そして思うこと
根掛かりによるジグのロストが数回。
さらに、合わせると仕掛けがなぜか切れる場面が続く。
これはやはり釣りの腕の問題か?と。でも、合わせたら切れるのは不思議ではある。
GPS見つつ、いてほしいところに目当ての魚はいないんだなぁと。
◆ 納竿と、マリーナの整った施設
14時前、また仕掛けが切れたのを機に納竿。
釣果は、ハタ1匹・ベラ6匹。

数としてはまあまあかな。
マリーナまで戻ってきます。

帰港後は同じ桟橋に戻り、清算。
釣った魚は持ち帰ります。

マリーナの人に聞くと、捌くところがあるとのこと。
包丁やウロコ取り等も借りられます。
シースタイル用駐車場近くにある魚捌き場で内臓やウロコを処理して持ち帰り。

頭も落として持ち帰りますが、その頭などは海の中へ投入でよいようです。
🛥 伊勢志摩マリーナとは
最近、シースタイルでレンタルできるようになったマリーナ。
五ケ所湾に面し、波の穏やかさが特徴。
ただし、航行区域はもうちょっと沖まで行けたら…というところで区切られているのが残念。
スタッフは親切でいろいろ頼りになります。
クラブハウス内ではドリンクも提供されていました。

帰りにりんごジュースをいただいていきます。

寄港後のこのひととき、たまりません!
🌊 五ケ所湾について
リアス式の海岸線をもつ穏やかな湾。風や波の影響が少なく、筏や定置網が点在しているのが特徴。
養殖漁業が盛んで、魚影も濃い。
対象魚はハタ、カサゴ、アジ、アオリイカなど多彩。
ただし、筏や網、岩礁の位置など、地形を把握する目は求められる。
🧭 まとめ
今回の釣行は、魚探トラブルや根掛かりにも見舞われたが、五ケ所湾の静けさと一匹のハタが忘れがたい思い出に。
次回は、より精度の高いポイント選定と、仕掛けの見直しを図りたい。
それでも、ひとりで海と向き合う時間には、何にも代えがたい価値がある。
ではでは
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